妙泉陶房について

プロフィール

手仕事で貫く
九谷焼の伝統と技と使いやすさ

今から約360年前、江戸時代に花開いた九谷焼。

1975年に創業した妙泉陶房では、九谷焼の先人たちから受け継いた技術を堅実に守り、1つひとつ徹底した丁寧な手仕事によって、使い心地の良い、軽く、丈夫な質の高い器を生み出しています。技術を磨き、熟考を重ねながら、時代に合わせてより美しく、使う人により喜んでもらうために、九谷焼の進化・発展にも力を注いでいます。

1990年には、宮内庁から依頼を受け、今なお「宮内庁御用達」の陶房として、それに恥じない器作りに邁進しております。

妙泉陶房の歴史と歩み

1975年 妙泉陶房開窯
1990年 宮内庁より依頼を受け 天皇皇后両陛下 御紋入器を製作
即位の礼「饗宴の儀」に使用の食器七品目を製作
1991年 皇太子徳仁親王の立太子礼に使用される御紋入器を製作
宮内庁「饗宴の儀」和食器十一品目を納入
1992年 秋篠宮家内親王眞子様 内祝菓子器製作
1993年 皇太子様 雅子様 御成婚「饗宴の儀」に使用のオードブル皿製作
皇太子妃雅子様 御紋入器を製作
1995年 秋篠宮家内親王佳子様 内祝菓子器製作
2000年 日本国政府より依頼を受け国際度量衡局へ、メートル条約125周年記念の白磁金襴手大皿を製作
2007年 秋篠宮家 悠仁様 内祝菓子器製作
2010年 石川デザイン大賞受賞
2013年 宮内庁より依頼 盆栽鉢古鏡形製作 以後、毎年製作
2017年 第20回日本伝統工芸士会作品展 最高賞 衆議院議長賞受賞
平成29年度全国伝統的工芸品公募展 最高賞 内閣総理大臣賞受賞
2018年 第2回 三井ゴールデン匠賞受賞
2019年 宮内庁より依頼を受け、令和天皇皇后両陛下御紋入器を製作
2020年 秋篠宮殿下妃殿下神事用器を製作

妙泉陶房のものづくり

  • 土

    地元の土を使うことで、九谷焼独特の風合いが生まれます。しかし同じ産地でも採掘場所によって土の質は微妙に変化します。ですから、今取れる地元の土と向き合い、折り合いをつけながら、昔と変わらない高い水準の九谷焼を目指しています。

  • 成形

    成形

    ロクロまたはロクロ+型打ち技法で成形を行っています。この型打ち技法だからこそ生み出せる、薄くて軽くて、複雑な形の食器。今ではこの技法を行っている陶房は少なく、希少な食器ともいえるかもしれません。

  • 釉薬

    釉薬

    磁肌の魅力を左右するのが釉薬。焼き上がりのイメージや土の特徴を考慮し、研究を重ねてオリジナルの釉薬を調合しています。釉薬の違いで、白磁、青白磁、黄磁、それぞれの表情の違いを出すことができます。

  • 染付・絵付け

    染付・絵付け

    上絵付けが主流の中、染付に力を入れ、染付だけで描いた藍九谷も妙泉陶房の大きな特長の1つと言えます。その名の通り美しい藍色、筆一つで描いた複雑な線が織り成す文様もお楽しみください。

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